【VTuber】にじさんじ運営、Twitterでの「ハッシュタグ荒らし」に法的措置を検討

バーチャルライバーグループ・にじさんじを運営するANYCOLOR社が、「当社及び当社所属ライバーに対する『荒らし』行為について」と題した声明を公開。

Twitter上で不適切な投稿を行うアカウントに法的対応を検討していると発表した。

ライバーのハッシュタグを悪用したTwitterの荒らしに対応
ANYCOLOR社は声明の冒頭で、「当社所属ライバーに対する誹謗中傷行為の一類型として、いわゆる『荒らし』行為に対する対応を進めております」と説明。

続けて、ライバーに関連するハッシュタグなどと共に、グロテスクな画像等を投稿しているTwitterアカウントの運営者に関する発信者情報の開示請求を行い、これが認められたと報告した。

上記に関しては、昨年2022年12月に甲斐田晴さんが新型コロナウイルスに2度目の感染をしたことを公表した際、にじさんじ所属ライバーに関連するハッシュタグをつけて誹謗中傷するツイートや、グロテスクな画像を添付したツイートなどが投稿されていたことが確認されている。

これらの投稿に対し、ファンからも懸念する声が上がっていた。

ANYCOLOR「純粋なファン活動を妨害する『荒らし』は看過できない」
今後の対応については、「同発信者情報を保有するプロバイダからその情報の提供を受け次第、同運営者に対する営業権侵害等を理由とする損害賠償の請求及び業務妨害を理由とする警察への告訴等の法的対応を実施することを検討しております」と綴っている。

また、同様の行為を他にも確認しており、「これらの『荒らし』行為を行っているSNSアカウントの運営者に対しては、上記と同様の法的対応を実施いたしますことを、改めて宣明いたします」としている。

「純粋に当社所属ライバーを応援してくださっているファンの皆様が当社コンテンツをお楽しみいただくことを妨害する『荒らし』行為を決して看過いたしません」と、毅然とした態度を示した。

2月には勇気ちひろを誹謗中傷した人物と示談成立
ANYCOLOR社は近年、所属ライバーへの誹謗中傷や非公式・違法グッズの販売に対する対応を強めており、法的対応も辞さない姿勢を明示してきた。

2022年12月には、バーチャルYouTuber（VTuber）グループ・ホロライブやホロスターズを運営するカバー社と、誹謗中傷行為に対応する連携体制を構築すると発表。

2023年2月には、所属ライバー・勇気ちひろさんへ誹謗中傷を繰り返していた人物と示談が成立したと発表しており、着実に成果を出している。

https://news.yahoo.co.jp/articles/cf96d745bb96d1616595c18b63240a98fecffb1d